073 風の辿り着く場所
073 風の辿り着く場所
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(10:26)
??:たとえばね。AM3:00……
古びた民家の台所、渋茶色の和服になぜか割烹着姿のクレアが鍋に火を通していたところに、
窓の向こうから突然かかる太い声。
クレア:どちらさまでしょうか?
トレードマークの(前が少し薄くなった)長髪を風になびかせて、ワープ番長イノケン、ここに参上!!
猪乃:……その時、なにげなく夜空を見上げたら、そこには一面の流星雨……
ぼくはその美しさに心震わす。
そして思う。この感動は独占してはいけないと。友と分かち合うべきものだと。
クレア:(……仲間を探している、と言ったところでしょうか?)
クレアの頭を駆け巡るのは夜空ではなく、番長の分析。
『なんて尊大でマヌケなお顔。こういうお方は、自尊心をくすぐればイチコロですわ』
猪乃:……さあ、君はどう答える?
クレア:流星雨……とても素敵ですわ。
是非、もっと素敵なあなた様のお隣で共に眺めたいものです。
出たァ〜〜〜〜っ!!(天兆五輪大武会での富樫&虎丸風に。)
クレアの18番、憂いを含んだ上目遣いでの媚態!!
しかも、相手は非モテを極めたワープ番長。鼻の下をだらしなく伸ばしているぞ!!
カンカンカン!!
番長、ここに来てついにTKOっっ!!
猪乃:むふ……? キミはボクの選ばれし仲間のようだ。(目線 → 胸)
隣と言わず、膝の上でも、一向に差し支えない!!(目線 → 尻)
そしてワープ番長は、風のように……玄関に向かう!!
ひゅん!!
靴を脱いだら綺麗に揃えて、風のように……台所に向かう!!
ひゅん!!
クレア:おなかは空いてらっしゃいませんか?
ちょうどコンソメスープが出来上がったのですけれど、
よろしければ召し上がっていただけませんか?(極上の笑みで。)
猪乃:流石は選ばれし仲間。友の腹具合は先刻承知ときたか。
よし、それでは美味しく頂こう!!(だらしない笑みで。)
……気をつけろ、ワープ番長!!
綺麗なバラには棘があると、昔から相場は決まっているんだぞ!?(しかもイギリスはバラの本場。)
【グループ:猪乃健、クレア】
【スタンス:両者共に変更なし】